【プロが解説】アステックペイントと日本ペイントの塗料グレード比較|それぞれの違いと選ぶポイント
外壁塗装では「どのメーカーの、どのグレードの塗料を選ぶか」が耐久性・美観・コストに大きく影響します。
今回は、多くの現場で採用されている アステックペイント と 日本ペイント を中心に、グレード別の特徴やメリットをまとめました。
目次
1.塗料の“グレード”とは?
塗料のグレードは大きく次のように分類できます。
| グレード | 主成分 | 耐久年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アクリル | アクリル樹脂 | 5~7年 | 安価だが耐候性が低い |
| ウレタン | ウレタン樹脂 | 8~10年 | 密着力が高いが時代的には割高感 |
| シリコン | シリコン樹脂 | 12~15年 | コスパ良く主流 |
| ラジカル制御 | 高耐候成分+制御技術 | 13~16年 | 近年人気。チョーキング抑制 |
| フッ素 | フッ素樹脂 | 15~20年 | 高耐候だが高価 |
| 無機(ハイブリッド) | 無機成分 | 20~25年 | 最高グレード。耐久性と汚れに強い |
2.アステックペイントのグレード特徴
アステックは「遮熱」「高耐候」を強みとし、無機・フッ素クラスのハイグレードに強いメーカーです。
◎ハイクラス(高耐候)グレード
■超低汚染リファインシリーズ(無機×シリコン/フッ素)
耐久性:18~24年
特徴:超低汚染性・遮熱・高耐候を兼ね備えた主力商品
無機成分が多く、汚れが非常につきにくい
クリヤーもあり艶保持性が高い
👉 メリット
高耐候・遮熱・美観保持をすべて重視する人に最適
価格は高めだが、アステックの一番人気
■フッ素REVO1000-IR
耐久性:16~20年
フッ素樹脂+遮熱
-「リファインほどの超耐候までは不要だけど、上位を狙いたい」人向け
◎ミドルグレード
■スーパーラジカルシリコンGH
耐久性:13~16年
ラジカル制御型でコスパが良い主流品
遮熱はないが、耐候性が安定して高い
👉 メリット
「シリコン以上、フッ素未満」のちょうどよいグレード
価格と耐久性のバランスが非常に良い
◎エントリー(価格重視)
■シリコンREVO1000-IR
耐久性:12~14年
コストを抑えつつ遮熱を入れたい方向け
標準的で使いやすい
3.日本ペイントのグレード特徴
塗料メーカーとして歴史が長く、幅広いラインナップと安定した品質が強み。
◎ハイクラス(高耐候)グレード
■パーフェクトトップ(ラジカル制御)
耐久性:13~16年
日本ペイントの主力
チョーキングを大幅に抑える「ラジカル制御」
👉 メリット
価格以上の耐久性
迷ったらコレ、という信頼感
■ファイン4Fセラミック(フッ素)
耐久性:15~20年
高性能フッ素系
大規模物件でも実績豊富
◎ミドルグレード
■ファインシリコンフレッシュ
耐久性:12~15年
外壁塗装の定番
躯体・素材を問わず使える万能タイプ
◎エントリーグレード
■水性シリコンセラUV
耐久性:10~13年
安価で水性塗料として安心
低臭で工期中のストレスが少ない
4.アステック vs 日本ペイント|グレードで見る比較
| 項目 | アステックペイント | 日本ペイント |
|---|---|---|
| 強み | 遮熱・高耐候・無機系が強い | 塗料の安定性と実績・汎用性が高い |
| 高耐候ライン | リファインシリーズが圧倒的強さ | パーフェクトトップ+フッ素の安定感 |
| コスパ | ミドル~ハイグレードは優秀 | 全体的に価格帯が幅広い |
| おすすめ層 | 美観保持・遮熱・長寿命を求める人 | 迷ったらコレ!という安心感重視派 |
5.どんなお客様にどのグレードがおすすめ?
■とにかく長持ちさせたい(20年クラス)
アステック:超低汚染リファインMF-IR
日本ペイント:ファイン4Fセラミック
■塗装のコスパを重視したい
アステック:スーパーラジカルシリコンGH
日本ペイント:パーフェクトトップ
■遮熱を入れたい
アステック:リファインシリーズ、REVOシリーズ
日本ペイント:遮熱タイプのパーフェクトシリーズ
■価格を抑えつつ安心感も欲しい
日本ペイントの水性シリコンセラUV
アステックのシリコンREVO1000-IR
6.まとめ
外壁塗装は「どの塗料を使うか」で仕上がりも寿命も大きく変わります。
遮熱・低汚染・高耐候ならアステック
実績・安定性・迷ったときの安心感なら日本ペイント
どちらも優れたメーカーですが、お客様の希望(価格・耐久性・性能)に合わせて最適なグレードを選ぶことが大切です。













